Spontaneous disorder
自生的無秩序
誰にも設計されず、誰にも命令されずに、個々の人々のばらばらな行動が積み重なって、社会や制度の解体がひとりでに進むこと。
元になっているのは、F. A. Hayekの自生的秩序という考え方。市場や言語や慣習法のような秩序は、誰かが計画したものではなく、多くの人々がそれぞれの目的で行動した結果として生まれる。18世紀のスコットランドの思想家Adam Fergusonは、こうした制度を、人間の行為の結果ではあるが人間の設計の結果ではないもの、と表現した。リバタリアンにとって、この考えは国家による計画を退ける最も強い論拠の1つになってきた。
Nick Landは2013年12月、同じ仕組みが逆向きにも働くことを指摘した。
Two posts in succession at Tyler Cowen's Marginal Revolution acknowledge that libertarianism's suicide-by-population-replacement is proceeding according to spontaneous disorder. Completely un-shockingly, mass low-IQ immigration from dysfunctional cultures that despise economic liberty has pushed libertarian ideas from marginality into complete irrelevance. So it goes.
Tyler CowenのMarginal Revolutionに続けて載った2つの投稿が、リバタリアニズムの人口置換による自殺が自生的無秩序に従って進行していることを認めている。まったく驚くことではないが、経済的自由を軽蔑する機能不全の文化からの低IQの大量移民が、リバタリアンの思想を周縁から完全な無関係へと押しやった。そういうものだ。
ここで言われているのは、リバタリアニズムの衰退を誰かが企てたということではなく、個々の移住と個々の投票がそれぞれの理由で行われ、その総和として、リバタリアンの思想が支持を失っていくということ。秩序が自生するのと同じ仕組みで、解体も自生する。リバタリアンが国家に反対するときに使ってきた論理は、自分たちの消滅を説明するときにもそのまま使える。
この語のLandの議論における位置は、equilibrium (DoL pt.1)とfumigation (DoL pt.6)で扱っている。