Aestivation
夏眠
夏眠は暑さや乾燥が生存に厳しい季節に、動物が代謝を大きく落として休眠状態に入ること。カタツムリなどの陸生の巻貝や、乾季に泥の中で過ごす肺魚がよく知られている。寒さをやり過ごす冬眠と違い、外の環境が生きるには過酷すぎる期間にだけ入る眠りである。
Nick Landは2017年7月22日、ブログOutside inのコメント欄が下水になったと認める記事を出した。同じ日の朝、glass of juiceという読者が、コメント欄もNRxそのものも3年前よりはるかに劣っている、主要な人物の多くは去り、ナチズムの台頭やオルタナ右翼、トランプ、トロール文化がかつての反動圏の力を吸い取った、みんなが先に進んだのなら、あなたもそうすべきかもしれない、と書き込んだ。Landの返事は次のとおりである。
This is highly convincing (unfortunately).
There's a degree to which NRx is in aestivation, this blog especially, while the Alt-Right mania burns itself out. Still, subtle murmurous dreams would adorn the flat-line better than jagged scatological nightmares.
これはかなり説得力がある(残念ながら)。
NRxは、とくにこのブログは、オルタナ右翼の狂騒が燃え尽きるあいだ、ある程度は夏眠している。それでも、フラットラインを飾るなら、ぎざぎざした糞便的な悪夢より、かすかなつぶやきの夢のほうがいい。
記録の上でも、この眠りは確認できる。Libertariansタグの付いた46記事のコメント欄では、2013年の書き込み578件のうち123件がLand本人のものだったが、2017年には1258件のうち6件になった。この46記事の範囲でLandが最後に書き込んだのは、この返事のすぐあと、同じ日の10時24分である。同じ年の10月に公開された記事には翌2018年7月までに490件の書き込みがつき、Landの書き込みは1件もない。眠っていたのはLandで、コメント欄は眠らなかった。
この語のLandの議論における位置は、fumigation (DoL pt.6)で扱っている。
参照
- Nick Land, "Fumigation", Outside in (xenosystems.net), 2017年7月22日.